冷めても美味しいごはんの炊き方はどれ!? 土鍋・グリル・ガス炊飯鍋 ・電気炊飯器を比較してみた
冷めても美味しいごはんの炊き方はどれ!? 土鍋・グリル・ガス炊飯鍋 ・電気炊飯器を比較してみた

「土鍋で炊いたごはんは絶品」というイメージの方が多いかと思います。 でも実際には「土鍋って扱いが大変そう 」「本当に味に違いが出るの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、筑紫ガスのKU・RA・SHI編集部が、土鍋・グリル・ガス直火の炊飯鍋・電気炊飯器という4種類の炊飯法で、お米の味を食べ比べ!
しかもあえて“炊飯から1時間後”のごはんで比較してみました。
果たして冷めても美味しいごはんはどの炊き方なのか?
リアルなコメントとともに結果をお届けします!
炊き方で味わいに違いは出る?「冷めたごはん」で食べ比べしてみた

ごはんは炊きたてが一番ですが、「炊き比べても差は分からないかも」という疑問もあるかと思います。そこで今回は、あえて“炊飯から1時間経過したごはん”で、どの炊飯方法が最も美味しさを保てるかを比べてみました。
評価項目は【味・香り・食感】の3点。参加者5人によるブラインドテスト(どの炊飯法か伏せて試食)で、各自1位~4位を順位付けし、ポイントを集計しました。
使用した炊飯方法は4種類
●土鍋(長谷園「かまどさん 五合炊き(伊賀焼製)」を使用※重さは5㎏)
●ガス直火の炊飯鍋(リンナイ製 炊飯鍋)
●ガスコンロのグリル炊飯
(ノーリツ「プログレ」のマルチグリルと専用調理容器「キャセロール」を使用)
●電気炊飯器(三菱電機 ジャー炊飯器 NJ-AWB10-B )

使用したお米は福岡県産ブランド米「めし丸元気つくし」。浸水時間や水加減はすべて統一し、味・香り・食感の総合点で評価。1位=3pt、2位=2pt、3位=1pt、4位=0pとしてポイント化しました。
【結果発表】冷めても美味しい1位は…グリル炊飯!

実験の結果、最も高評価を得たのは…意外にも「グリル炊飯」でした!2位の土鍋とはわずか1ポイント差の接戦でした
それぞれの炊き方の特徴と、参加者のリアルな感想をご紹介します。
1位:グリル炊飯

「硬すぎず、やわらかすぎず、米粒が立っている感じがする」
「粒感の後に、じわーっと甘みと香りが広がるのが良い」
「土鍋と迷ったが、全体バランスで1位に選んだ」
粒感・甘み・香り・見た目のすべてで高い評価を得たグリル炊飯。特に、かみごたえのバランスや、“後から広がる甘み”が印象的という声が目立ちました。冷めてもパサつきにくく、ツヤのある見た目も高評価でした。
土鍋に引けを取らない美味しさの理由に「加熱面積の広さ」があります。グリル炊飯は加熱面積が広いため、ムラなく火が入り、炊飯中に米がグリルの釜の中でやさしく滞留。これにより一粒一粒が均一に加熱され、ふっくらとした炊き上がりを実現します。
2位:土鍋

「粒がしっかりしていて、グリルよりやや硬め」
「甘みの余韻が長い」
「グリルとかなり迷ったけど、食感の好みで土鍋を1位に」
土鍋ならではの遠赤外線効果 によって、米の一粒一粒がしっかり立ち、かむごとに深い甘みと香ばしさが広がると好評でした。
今回使用した土鍋は、伊賀焼の「かまどさん」。厚みのある陶製の土鍋は加熱すると本体や蓋から多くの遠赤外線を放ち、食材の芯から熱を伝えます。そのため、ごはんは外側だけでなく内部までじっくり加熱され、独特のふっくら感とやわらかさが生まれます。
特に “奥行きのある味わい”や、“もっちりしすぎない適度な粒感”に惹かれたとの意見もあり、グリルと最後まで迷ったという声が複数ありました。
3位:ガス直火の炊飯鍋

「粘り気を感じた」
「甘みが出るタイミングが早く、食べやすい」
「全体的にやわらかめで、もっちりしていた」
ガス炊飯鍋は、やわらかく粘りのある炊き上がりが特徴。口に入れた瞬間に甘みが感じられる“立ち上がりの早さ”を評価する声がありました。「硬めが苦手」という人には、むしろ一番好まれる炊き方かもしれません。
ガス炊飯鍋の魅力は手軽さ・短時間調理・少量炊きができる便利さにもあります。鍋のように気軽に扱え、1合など少量でもガス炊きならではのふっくらした美味しいごはんを楽しめます。多くのコンロに「自動炊飯モード」が搭載されているため、火加減や時間を気にせず、スイッチひとつで自動的に炊き上がるのも大きなメリットです。
4位:電気炊飯器

「いつもの味だけど、冷めるとやや硬い」
「しゃっきりしすぎて、芯が残ってるような印象」」
この日は「しゃっかり・かため」で炊きました。冷めた状態での試食では「粒が硬めで風味が弱い」と感じた参加者が多数でした。
時間がたっても美味しさが持続するかという点が、ガス火で炊いたごはんとの評価の分かれ目になったようです。
とはいえ、「普段食べ慣れている味」といった声もあり、手軽さは抜群であり、日常生活で十分応えてくれる存在です。
プログレでワンランク上のごはん体験を

今回の食べ比べで1位に輝いたグリル炊飯。その炊き上がりのクオリティを実現したのは、ノーリツの最上位機種である高機能ガスコンロ「プログレ」に搭載された「マルチグリル」です。
その秘密は、「グリルは魚を焼くためのもの」というイメージを覆す、革新的な加熱構造にあります。上部の遠赤外線を発するバーナーと、下部の温度センサー付きのバーナーが連携し、絶妙な火加減を自動で制御。上下からの包み込むような加熱で、ごはんの芯までしっかり熱が通り、ふっくらと炊き上がります。この独自の加熱構造が、ごはんの美味しさを最大限に引き出しているのです。

操作はとても簡単。マルチグリル専用の調理容器「キャセロール」にお米と水を入れて、グリルの「炊飯モード」を選んでボタンを押すだけ。最適な火加減や炊き時間が自動で設定されるので、誰でも失敗なく美味しいごはんが炊けます。

炊き上がりのごはんには「カニ穴」と呼ばれる小さな穴が現れます。これは美味しく炊けた証しともいえる現象です。
また、プログレはスマートフォン専用アプリ「マルチグリルアプリ」と連携可能。「しゃっきり」「もっちり」など9段階の炊き分けが可能なので、その日のメニューや家族の好みに合わせて好みの炊き上がりを選べます。
さらに、プログレの魅力は炊飯だけにとどまりません。パンの発酵から焼き上げ、燻製、低温調理 、煮物、無水調理まで対応。1合約20分で炊ける「ごはん早炊きモード」も搭載しており、忙しい日でも頼れる時短調理の味方になってくれます。
「土鍋を使いたいけれど、実際どうなの?」という方へ

今回の食べ比べで僅差の2位となったものの、やはりその美味しさは本物だった土鍋炊飯。基本さえ押さえれば、土鍋は気軽に扱えます。
土鍋の取り扱い 3つの基本ポイント
●長時間、中身を入れっぱなしにしない
●洗った後はしっかり乾燥させる
●通気性の良い場所に収納する
この3つを守れば、カビやニオイ移りの心配はほぼありません。通気性のある場所で乾燥させておけば、衛生的に長く使えます。使い込むほどに味わいが増し、自分だけの「育てる道具」になるのも土鍋の魅力です。
「土鍋は毎日はムリ…でも美味しく炊きたい!」という方へ
土鍋で炊いたごはんの美味しさには惹かれるけれど、「土鍋は重くて毎日だと使いづらそう」 と不安を感じる方には、リンナイが開発した炊飯専用釜を使った炊飯がおすすめです。
●専用炊飯土鍋「かまどさん自動炊き」(2合・約2.6kg)

伊賀焼の名門・長谷園とリンナイが共同開発した、ガスコンロデリシア用の本格土鍋です。伊賀の粗土による遠赤外線効果で、お米の芯まで熱が通り、昔ながらの“かまど炊き”の甘みとふっくら感を再現します。
デリシアの「土鍋自動炊飯モード」選んで点火するだけでOK。自動で「初めチョロチョロ、中パッパ」の火加減を再現してくれます。蓄熱性も高く、冷めても美味しさが持続します。
●3合炊き炊飯釜「つつみ炊きKAMADO」(約1.8kg)

ガスコンロデリシアの炊飯機能に対応した専用設計の本格炊飯釜。内釜と外釜の二重構造によって釜全体にムラなく熱が伝わり、ふっくらツヤツヤとした炊き上がりに。
デリシアの「ごはん」ボタンを押すだけでOK。自動火力制御により、炊飯から消火まで対応してくれます。蒸らし時間を含めても、3合が約35分で炊き上がる点も魅力です。
「かまどさん」をはじめ、今回ご紹介した炊飯鍋は筑紫ガスでご購入可能ですので、気軽にお問い合わせください。
実際に味を体験してみたい方へ:「nodoca 土鍋ごはん体験会」開催中!

筑紫ガスでは『土鍋ごはん体験会』を筑紫ガスの体験ショールーム「nodoca」にて随時開催しています。この体験会では、スタッフの丁寧なサポートのもと、実際に土鍋を使ってごはんを炊くことができます。初めての方でも安心してチャレンジできるよう、手順のレクチャーやポイント解説も充実。「同じお米でもこんなに味が変わるなんて!」という声も多数寄せられる人気の体験会です。
体験会では以下の内容をご用意しています。(参加費500円が必要)
●土鍋炊飯の実演と手順のレクチャー
●簡単なおかず調理
●スタッフによるQ&A対応、選び方のアドバイス
不定期開催ですが、毎回予約がすぐ埋まってしまうほどの人気ぶり。告知はnodoca公式HPのみのため、参加を希望される方はこまめにHPをチェックするのがおすすめです。
筑紫ガスショールームnodoca
住所:筑紫野市二日市中央2-10-10
◎JR二日市から徒歩1分
◎西鉄紫駅から徒歩5分
筑紫ガスの「nodoca」では、土鍋ごはん体験会のほかにも、プロの講師が教える料理教室やワークショップも随時開催しています!ご興味のある方は、ぜひ開催日をご確認のうえ、お気軽にご参加ください。
