【掃除のプロがコツ解説】浴室のカビ・水垢をまとめて解決!浴乾の掃除や手強い汚れはプロにお任せも
【掃除のプロがコツ解説】浴室のカビ・水垢をまとめて解決!浴乾の掃除や手強い汚れはプロにお任せも

浴室は日々使う場所だからこそ汚れが蓄積しやすく、汚れをため込んでしまうと掃除が大変になりがちです。筑紫ガスのInstagramで行ったアンケートでも、61%の方が「カビ取りが一番困る」と回答しました。
そこで今回は、“掃除のプロ”ダスキンを訪ね、アンケートで声の多かった「カビ取り」「水垢落とし」「排水溝のぬめり」などの掃除について伺いました。
お話をしてくれたのは、ダスキン向佐野支店メリーメイド事業責任者・草場さんと、ダスキン九州地域本部ケアサービス推進室の角さん。浴室掃除のコツやカビの予防策を紹介します!
目次
【浴室掃除のコツ①】カビ掃除は力を入れすぎない!

つい「しっかり磨かなきゃ」と力を入れてしまいがちな浴室掃除ですが、草場さんは「力の入れすぎは逆効果」と話します。
草場さん
「カビが発生しやすいのは排水口と壁や床のタイルの目地です。排水口はピンクぬめり、目地は黒カビが多いですね。カビ取り剤をスプレーしたら、ペーパータオルやラップで覆って浸透させるのが効果的。頑固なカビはブラシなどでこすり落とします。カビの根が入り込む傷をつくることにつながるので、力の入れすぎには注意してください」
よくカビが落ちるからとメラミンスポンジを使いたくなるかもしれませんが、細かい傷が入り、汚れがつきやすくなることがあるので、十分に注意してください。事前にメラミンスポンジや浴室の取扱説明書で使用しても大丈夫か確認することをおすすめします。
また、角さんはカビの発生には5つの要素が関係すると説明します。
角さん
「カビは『栄養・酸素・温度・湿度・時間』の5つの条件がそろうと発生します。入浴後は、皮脂汚れをお湯で流し、最後に冷水をかけて温度を下げ、換気扇や浴室乾燥機でしっかり乾燥させましょう」
草場さんは自宅でもカビ予防に浴室乾燥を使用していると言います。
草場さん
「自宅では24時間換気をし、お風呂上がりには壁や床を拭き上げ、浴室乾燥機の『乾燥』で3~4時間ほど乾かしています」
【浴室掃除のコツ②】水垢は”拭き上げ”で予防に

水垢は、一度つくと落としにくい厄介な汚れ。草場さんは「予防が何よりも大切」と話します。
草場さん
「蛇口や棚まわりは、入浴後に吸水クロスやバスタオルで拭き上げるだけで予防できます。水垢がついた場合は、やわらかいスポンジにクレンザーをつけて軽くこすりましょう。鏡はコーティングの有無も確認しましょう」
角さん
「着古したジーンズは、水垢掃除にとても使いやすいんです。目が詰まっているので研磨剤の効果が出やすく、スポンジより磨きやすいですよ」
【浴室掃除のコツ③】排水口と天井は専用アイテムで予防も

排水口は髪の毛や石けんカスがたまり、常に湿気があるためカビの温床になりやすい場所です。
草場さん
「分解できる部品は取り外し、歯ブラシや細かいブラシでこまめに掃除を。ブラシで落ちにくい場合は、クロスが便利です。排水口のカビ予防には、ダスキンの『防カビ剤 排水口カビガード』もおすすめです。揮発性のワサビの辛味成分で、排水口に置くだけでカビやぬめりを防止してくれます」
※すべてのカビやぬめりの原因菌に効果があるわけではありません

そして、汚れていないように見えて、実は汚れがつきやすいのが天井です。
草場さん
「天井掃除で洗剤を使う場合は、すすぎ残しによる変色を防ぐため、水拭き・乾拭き仕上げが基本です」
角さん
「掃除しづらい天井のカビ予防には、ダスキンの『防カビ剤 くん煙カビガード 』が便利です。除菌成分の煙が浴室のすみずみまで届くので、天井や換気口まわりのカビのもとをしっかり抑えられます」
※すべてのカビに効果があるわけではありません。

<ここまでの浴室掃除ポイントまとめ>
カビはこすりすぎNG:カビ取り剤+ラップで浸透させる
水垢は予防がカギ:入浴後の拭き上げが効果的
排水口・天井は専用アイテムで時短:排水口用ぬめり防止剤 ・くん煙剤を活用
なお最近では浴室掃除の手間そのものを減らせる、掃除機能付きの浴室暖房乾燥機(浴乾)も登場しています。

ノーリツの「シャーン 」は、浴室の予備洗いからオゾン水散布による洗浄、そして乾燥・換気までを自動で行い、浴室掃除の頻度を減らしながら、清潔な状態を保つことができます。
それでも落ちない汚れはプロにお任せ!

ここまで日常的な掃除のコツをご紹介しましたが、長年蓄積した汚れをすべて自力できれいにするのは、時間も体力も使い、なかなか大変なもの。「時間を節約したい」「一度徹底的にリセットして普段の掃除をラクにしたい」。そんな時に頼れるのが、 ダスキンの浴室クリーニングサービスです。
草場さん
「天井・壁・床・ドア・鏡・蛇口など浴室全体を、プロ専用洗剤で徹底的に清掃します。作業時間は約2〜2時間半。市販品では落ちにくい汚れも、プロ専用洗剤でしっかり落とし、浴室が明るくなります。洗面器や椅子などの小物も含め、作業は機械ではなく、熟練のスタッフによる手作業で行います。素材を傷めないようブラシやヘラを使い分けて仕上げます」
研修では洗剤の使い方から使用するクロスの持ち方やブラシの使い方など 徹底的に指導されているそうです。

草場さん
「プロに頼むのはぜいたくと思われがちですが、一度体験すると“この仕上がりなら納得!”と感じてくださる方が多いです。汚れをリセットすることで、その後の掃除が格段にラクになりますよ」
実際に利用したお客様からは 「浴室全体が明るくなった」「鏡がすごくキレイになった」「自分ではできない部分までキレイになった」 といった声をいただいているそうです。
掃除しにくい浴室暖房乾燥機のお手入れも可能!

普段は掃除しにくい場所にも対応できるのがプロの強みです。ダスキンなら、自分ではお手入れしづらい浴槽エプロン内部や浴乾 、ジェットバスの配管のお手入れもオプションサービスで利用可能です。とくに「どう掃除していいかわからない」という声が多いのが、浴乾の掃除です。
草場さん
「浴乾は天井に設置されていて、高い位置にあるので手が届きにくく、『どこまで自分で触って良いのか』と不安に感じている方が多い場所です。外側のカバーやフィルター部分はご家庭でも軽く掃除できますが、内部は湿気やホコリがたまりやすく、カビの発生源になりやすい場所です。『浴室暖房乾燥機(換気扇)内部クリーニング』は、ダスキンではエアコン掃除などを担当する事業のスタッフ(サービスマスター)がお伺いして、ファンが取り外し可能なタイプは取り外し、内部のカビやホコリを除去します」
草場さん
「『浴槽エプロン内清掃』もご依頼が多いオプションです。普段は手が届かない内部まで開けて洗浄し、ぬめりやカビを落とします。無理に外すと破損の恐れもあるので、プロに任せていただくのが安心です」

角さん
「『浴室防汚コーティング』は、汚れをつきにくくしてくれる撥水コーティングをすることで、ツヤが出てキレイな仕上がりに。水を弾くので、水切りや拭き上げも簡単で、ご自身でお掃除していただく際にとても楽になるとリピーターの方が多いオプションサービスです」
定期クリーニングでキレイを保つ
プロの手によって一度キレイになったとしても、湿気の多い浴室はすぐに汚れが戻りがち。 そこで人気なのが、定期クリーニングの契約です。
角さん
「ご利用されるお客様の約8割 が定期利用の方です。最初は単発で利用された方が『こんなにキレイになるんだったら…』と定期契約をされています。2週間から3カ月ごとなど、ご希望のサイクルで訪問しています。『一人暮らしの母のために』『新築のキレイな状態を長く保ちたい』など、年配の方や共働き世帯の方に 幅広くご利用いただいています」
プロの技でキレイな浴室を手に入れよう
以上、ダスキンの草場さんと角さんにお掃除のコツやダスキンのサービスについて教えていただきました。掃除は、プロに教えてもらった コツを試しながら自力で頑張りつつ、それでも取れない汚れは専門家に頼るのも一手です。
草場さん
「浴室クリーニングサービスが気になる方は、まずはお電話でお問い合わせください。一度お見積もりにお伺いし、取れる汚れ・取れない汚れについて一緒にご確認していただきます」
浴室クリーニングの料金目安
プロの技術に頼れば、普段の掃除では落とすのが難しい汚れも短時間できれいに。手間と時間をかけずに見違えるような仕上がりが手に入ることを考えると、浴室クリーニングサービスを利用するのは、家事の負担を減らす賢い選択肢の一つではないでしょうか。
<標準料金>
浴室クリーニング:22,000円(税込)~
<人気のオプション>
・浴室暖房乾燥機(換気扇)内部クリーニング:5,830円(税込)~(※ファンの取り外し可否により料金が変動、※ガス温水式・電気式 )
・カビ防止コート:5,060円(税込)
・浴槽エプロン内部クリーニング:5,060円(税込)
※料金はあくまで目安です。浴室の広さ・設備・汚れ具合により異なる場合があります。
新年のお得なキャンペーン実施中
そして、「年末の掃除が十分にできなかった」「新年こそキレイに整えたい」という方にうれしいお知らせがあります。
ダスキン向佐野支店では、“水まわりおそうじ 新春初売りキャンペーン”を実施中。
サービス実施期間は 2026年1月5日~2月27日。申し込みは2026年2月20日まで。
水まわり4メニュー(キッチン・レンジフード・浴室・洗面所/トイレ)のうち、2カ所以上の利用で10%OFFになるお得な内容です。
新しい一年のスタートに、気になっていた水まわりをまとめてリセットしてみませんか?
浴室暖房乾燥機の「乾燥」機能を上手に活用
今回ダスキン様のお話でも共通して挙げられていたのが、カビや水垢を防ぐうえで大切なのは日ごろから浴室を「しっかり乾燥させる」という点です。
こまめな掃除に加えて、入浴後に湿気を残さないことを意識するだけでも、汚れの発生を抑えやすくなります。
浴室暖房乾燥機が設置されている場合は「乾燥機能」を使って浴室を乾かすことが、無理なく取り入れやすい方法の一つです。それぞれのご家庭の環境に合わせて、できる範囲で浴室の乾燥を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
記事の取材協力先プロフィール

ダスキン向佐野支店
メリーメイド事業責任者 草場さん
ハウスクリーニングを数多く手がけ、現在は掃除サービスの向上とスタッフ育成に携わる。プライベートの浴室掃除では、家族で「最後にお風呂に入った人が浴室を拭き上げる」というルールを決め、子どもたちも一緒に実践しているそう。掃除を“負担”ではなく“暮らしを守る日常の習慣”にしていくことを大切にしている。

ダスキン向佐野支店
筑紫野市を中心に、太宰府市 ・春日市・大野城市・福岡市南区・那珂川市ま で幅広いエリアを担当。
ご家庭のお掃除の定期サービスや、 エアコンクリーニングや浴室クリーニング、レンジフード(換気扇)クリーニング、全自動洗濯機の除菌クリーニング、トイレクリーニングなど、日々の暮らしを支える多彩なサービスを提供しています。
定休日は土・日・祝日。
地域の家庭が抱える「掃除の困りごと」を丁寧にサポートし、安心して暮らせる住まいづくりに寄り添う地域密着型の支店です。
住所:福岡県太宰府市大佐野1丁目3番3号
HP:https://www.duskin.jp/store/fukuoka/dazaifu/8001979/#care_inc_link
