節約×ガス

冬の光熱費は「使い方」で差がつく!我慢せず節約できる3つのコツ

 暖房やお湯を使う機会が増える冬。光熱費の請求額を見て驚き、「節約しなきゃ」と寒さを我慢したり、入浴を控えたりした経験はありませんか?

 筑紫ガスの複合施設「nodoca」のInstagramで実施した冬の光熱費に関するアンケートでも、「寒くてつい暖房を長く使ってしまう」(49%)、「お風呂やシャワーで給湯代が心配」(34%)といった声が多く寄せられました。

 実は、暖房や給湯の使い方を少し工夫するだけで、快適さはそのままに光熱費を抑えることができます。今回はご家庭ですぐに実践できる3つのポイントをご紹介します。

暖房“早く暖める”が正解。ムダなく快適に過ごすコツ

 冬場の光熱費は、「暖房」や「給湯」に使われるエネルギーの割合が大きく、家計への影響も大きくなりがちです。年間の家計支出を見ても、光熱費は秋から冬にかけて高くなる傾向があり、特に寒さが厳しくなる時期に支出が増えやすいことが分かっています。そこで暖房と給湯の使い方を見直せば、節約への第一歩となります。

※光熱費の数値は総務省統計局「家計調査(家計収支編)」の2024年の月次支出データを参照し集計
※年間エネルギー消費量は環境省「令和4年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 結果について」を参照

 暖房を使うときに一番うれしいのは、「部屋が早くあたたまること」ですよね。 おすすめはガスファンヒーターとエアコン暖房の併用。最初は立ち上がりの早いガスファンヒーターで冷え切った部屋を一気に暖め、室温が上がったら、安定した温度を保つのが得意なエアコンに切り替えます。

 ガスファンヒーターとエアコン暖房にはそれぞれメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット・注意点
ガスファンヒーター・立ち上がりが早い
・燃焼時に水蒸気が発生し、空気が乾燥しにくい
・長時間使用するとランニングコストが高くなりやすい
・ 1時間に1回程度換気が必要
エアコン暖房・室温が安定すると、少ないエネルギーで暖かさを保てる・空気が乾燥しやすい
・部屋が暖まるまで時間 がかかる

 エアコン暖房は、運転開始した直後の「立ち上がり時」に多くのエネルギーを消費します。冷え切った部屋を設定温度まで一気に暖めようとするため、フルパワーで運転する時間が長くなり、電力消費が増えやすくなるのです。一方で、室温が安定すると、少ないエネルギーで暖かさを保てるという特性があります。

 スイッチを入れてすぐに温風が出るガスファンヒーターは、立ち上がりが早く、冷え切った部屋を効率よく一気に暖めやすいのが特長です。そのため、部屋を暖める初期段階での無駄なエネルギー消費を抑えやすくなります。

 また、同じ室温であっても、湿度によって暖かさの感じ方は変わります。
 一般的に、湿度が高まると体感温度も上がるといわれており、同じ温度設定でも、より暖かく感じやすいです。

 ガスファンヒーターは燃焼時に水蒸気が発生するため、部屋を暖めても乾燥しにくいという特長もあります。加湿器を使用しなくても湿度が約40%に保たれるため、体感温度が高まり、設定温度を必要以上に上げずに済むので、結果として暖房費の節約につながります。

 このように、エアコンとガスファンヒーター、それぞれの得意分野を活かして使い分けることで、効率よく部屋を暖めることができ、暖房費の節約につながるのです。

 さらに、せっかく暖めた空気を逃がさない工夫も大切です。

・断熱カーテンで窓からの冷気を防ぐ

・隙間専用テープでドアや窓の隙間をふさぐ

・送風機(サーキュレーター)で暖かい空気を部屋全体に行き渡らせる

 また、ガスファンヒーターは、設定温度と使用時間を少し見直すだけでも節約効果が期待できます。

● 設定温度を1℃下げる
 21℃ → 20℃
 ▶ 年間 約1,810円 のガス代の節約

● 運転時間を1時間短縮
 1日9時間→8時間
 ▶ 年間 約2,820円 のガス代の節約 (※1)

 こうした工夫で暖房効率はぐっと高まるので、ぜひ試してみてくださいね。

給湯費の節約は「お風呂の使い方」を見直すことから

 暖房と同じくらい、毎日の暮らしの中で工夫しやすいのが「給湯」です。 毎日使うものだからこそ、小さな工夫の積み重ねが節約につながります。
 なかでもお風呂は、家庭の中で特に多くのお湯を使うため、使い方を少し見直すだけで給湯費に差が出やすいポイントといえます。

 冬は 浴室や脱衣所が冷えやすく、寒さ対策として湯温を高めに設定しがちです。さらに、冬場は水温や室温が低下するため、夏場と同じ設定温度や湯量でも、より多くのエネルギーが必要となります。そのため、湯温を上げすぎないことが給湯費の節約のポイントとなります。

 そこでおすすめなのが、入浴前に浴室暖房乾燥機(浴乾)を使って浴室全体を暖めておくことです。
 浴室内があらかじめ暖まっていれば、寒さを感じにくくなり、湯温を必要以上に上げなくても快適に入浴しやすくなります。ヒートショック対策になるだけでなく、給湯に使うエネルギーを抑えやすくなります。

 条件にもよりますが、給湯の設定温度を1℃下げるだけでも節約効果が期待できます。

●食器洗い時の給湯温度を40℃から38℃に下げた場合
 年間1,960円のガス代の節約(※2)

 また、給湯パネルは、使わないときは「切」にするだけで電気代の節約につながります。

 その他にも簡単に無理なく給湯費を節約できるポイントがあります。

<節約につながるポイント>

・家族はなるべく間隔をあけずに入浴する

・お風呂のフタをして保温する

・シャワーを流しっぱなしにしない

・自動運転機能と追い焚きを使い分ける

 実際に、入浴後にフタをせず約2時間放置し、4.5℃下がったお湯(200L)を毎日追い焚きした場合、その分だけで年間に約6,250円 分のガスを使用することになります。(※3)

 このように、入浴後の保温や入浴のタイミングを意識するだけでも、給湯費の節約につながります。

 自動運転は、湯温を保つために少しずつ温め直す仕組みのため、入浴までの時間が短い場合や、残り湯がまだ温かい場合には、追い焚きの方が効率的になることもあります。入浴のタイミングに合わせた使い分けがポイントです。

※1、※2、※3の数値は、資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」に基づく算出根拠を参照し、筑紫ガスにおける料金単価(調整額を除く)を用いて編集部で計算したものです。

ガスコンロの「グリル」を活用して短時間調理で節約に

 ガスを使用する調理においても、使い方を少し変えるだけで節約が可能です。特に加熱時間をできるだけ短くして仕上げることがエネルギー消費を抑えるポイントになります。 ガスコンロなら高火力で短時間調理が可能です。

 また 調理に「グリル」を活用するのがおすすめです。ガスコンロのグリルなら、立ち上がりが早く、高温かつ直火で加熱できます 。庫内で熱を効率よく循環させるため、ごとく(五徳)上での調理に比べて、食材にムダなく熱が伝わりやすいのが特長です。

 その上、遠赤外線効果で中まで火が通りやすいので、調理時間が短くなる場合があります。

 実はグリルは焼く以外にも、専用容器を使うことで、煮たり蒸したりと短時間で幅広い調理に活用できるのも、今どきグリルの魅力です。


 「もっとグリルを使いこなしたい」「毎日の料理をラクにしたい」と感じた方は、こちらの記事も参考にしてみてください。


 

 この他にも調理の省エネポイントはたくさんあります。

<調理の省エネポイント>

・鍋底の水滴は拭き取ってから加熱

・フタをして加熱時間を短縮

・下ごしらえは電子レンジを活用

・タイマー機能で加熱しすぎを防止

・まとめ調理でコンロ使用回数を減らす

・鍋底から炎がはみ出さないように中火に調節

冬の節約は「我慢」ではなく「上手な使い方」を

 光熱費が高くなりがちな冬ですが、

・暖房はガスファンヒーター+エアコンの併用で効率よく暖める

・給湯は設定温度とお風呂の使い方を工夫

・料理は短時間調理

 この3つを意識するだけでも、快適さを保ちながら節約することが可能です。
 
 寒さを我慢するのではなく、エネルギーを賢く使いながら、ぽかぽか快適な冬を過ごしてみませんか?