【獣医師さんに聞く】冬場の犬猫のシャンプー頻度やおすすめケア方法

【獣医師さんに聞く】冬場の犬猫のシャンプー頻度やおすすめケア方法

　寒い冬になると、ペットに「風邪をひかせたくない、乾燥させたくない」からと体を濡らすことをためらい、シャンプーをするタイミングに悩む飼い主の方は多いのではないでしょうか。しかし、シャンプーを控えると汚れやニオイはどうなるのか気になりますよね。

　この記事では、獣医師さんに聞いたペットの冬場のシャンプー方法や、ホームセンターのコーナンゆめタウン筑紫野店おすすめのペットのお風呂グッズを紹介します。大切なペットと一緒に快適に冬を乗り越えるためにも、ぜひ読んでみてください。

1.【獣医師解説】犬は2週に1度、猫は必要なし！

　犬猫を専門で診療している筑紫野市の「うおずみ動物病院」獣医師・魚住賢司先生によると、そもそも猫はきれい好きで自分でグルーミングをするため、基本的にシャンプーは必要ないとのこと。犬は「冬場であれば2週間に1回（月2回程度）程度洗うのがおすすめ」だといいます。

　もともと犬は人に比べて全身に汗をかくことがないため、冬場の汚れやニオイはそれほど神経質に気にする必要はありません。しかし、皮膚から分泌される皮脂や日常生活の中で付着する汚れは少なからずあるので、気温が下がる冬でもシャンプーを全くしないのは良くなさそうです。

愛犬に合ったシャンプーを選んで

　シャンプーといっても、何でも良いわけではありません。「一部の飼い主さんが人間用のシャンプーを犬に使うことがありますが、犬と人とでは皮膚の構造が全く異なるので、絶対にやめてください」と魚住先生。人間用のシャンプーの多くは、頭皮の皮脂や汚れを流すために洗浄力の強い界面活性剤が配合されています。犬に使用すると刺激が強く、乾燥し過ぎてしまうのです。

　そのため、愛犬に適したシャンプーを選ぶことが適切なケアの第一歩です。子犬用や低刺激などバリエーションも豊富なので、ぜひ適したものを見つけましょう。さらに、アトピー性皮膚炎など皮膚に疾患がある犬については「薬用シャンプーがおすすめです。症状に合わせたシャンプーがありますので、まずは獣医さんに相談しましょう」と教えてくれました。

冬場におすすめのシャンプー＆ドライケア

　愛犬のシャンプーは以下の手順で行いましょう。

1. 35～37℃のぬるま湯で犬の体をお尻、体、顔の順に濡らしていく
2. シャンプーを手やネットでよく泡立てる
3. 泡立てたシャンプーを全身に馴染ませる。マッサージをするように揉んであげるのも◎
4. 口周りや鼻周り、耳は汚れやすい場所なので念入りに。目は結膜炎のリスクがあるためシャンプーが目に入らないように十分に気を付けて
5. 全身の泡を顔から体の順で、ぬるま湯で流す

　また、皮膚に疾患がある犬に処方される薬用シャンプーは、10分間は放置する必要があることも。軽く体を揉みほぐしてマッサージをしながらできるだけお互いに楽しい“バスタイム”が過ごせると良いですね。

　また、シャンプー後のケアについてのアドバイスを聞きました。「シャンプー後にはタオルドライをしっかりし、ドライヤーは弱めの送風で乾かすようにしてください」と魚住先生。特に、皮膚に疾患がある犬に熱風や強風を使うのはNG。「皮膚がさらに乾燥する上に、血行が良くなってかゆみを感じやすくなってしまいます」

2.シャンプーができない時の代替ケア方法

　高齢で体力が落ちていたり、体調に問題があったりする場合には、シャンプーが負担になることもあります。魚住先生によると「ドライシャンプーを使うのもひとつの手です。グルーミングが難しくなった猫にも使用可能です」とのこと。

　ドライシャンプーとは、水のいらない専用シャンプーを使ったり、専用シートで拭き取ったりと、洗い流しが不要なペットの体を洗えるシャンプーのことです。これなら手軽に汚れをケアできるので使いやすいですね。例えば外出時や災害避難時でも清潔に保つことができます。犬猫の年齢や体の状態に合わせたケアを続けて、皮膚トラブルを回避してあげましょう。

　シャンプーやケアの時間は、犬猫と飼い主さんの大事なコミュニケーションの時間です。声をかけたり、撫でたり、表情を見たりしながら、ペットがリラックスできるような雰囲気をつくってあげると良いでしょう。

3.コーナンゆめタウン筑紫野店おすすめ！犬・猫のシャンプー

　日頃のケアにおすすめのシャンプーやグッズを、ペット用品を幅広く取り扱うホームセンター「コーナンゆめタウン筑紫野店」の後藤正さんに教えてもらいました。

※商品の品揃え・価格は2024年12月時点、店舗により商品の取扱商品の品揃えは異なります。

●ペットキレイ

・毎日でも洗えるリンスインシャンプー 愛犬用 本体550ml（877円、税込）
・皮フを守るリンスインシャンプーナチュラルハーブの香り 愛犬用 ポンプ 本体550ml（877円、税込）
・のみとりリンスインシャンプー 愛犬・愛猫用 グリーンフローラルの香り ポンプ 本体550ml（877円、税込）
・低刺激シャンプー子犬・子猫用２２０ｍｌ（767円、税込）

　どれも低刺激なので、肌への負担が少ないものをお探しの方におすすめ。リンスインタイプなので短時間で済ませることができ、リンス成分が被毛をふんわりなめらかに仕上げます。のみ・マダニのケアに適したものや、フケ・かゆみなどの皮膚トラブルを予防する種類もあるので、用途に合わせてお選びください。

●炭酸入浴剤ぬくりん

・炭酸入浴剤ぬくりん バラの香り 300g（877円、税込）
・炭酸入浴剤ぬくりん 森林の香り 300g（877円、税込）

　愛犬がシャンプーの泡が苦手な場合は、洗浄成分を配合した犬専用の炭酸入浴剤があります。入浴剤を溶かしたぬるま湯（約37℃）に約5分浸からせて撫でるだけで、体の汚れやニオイをきれいにケアします。入浴剤は水切れが良く速乾なので、冬場にもぴったりです。

●ハッピーペットシャンプータオル

・中・大型犬用15枚（327円、税込）
・小型犬用25枚（327円、税込）

　シャンプーが苦手な犬や高齢の犬猫の体を拭いてケアしてあげられるシャンプータオル。除菌成分配合で、衛生面も考えられています。また、舐めても安心な食品添加物でつくっているため、目や口の周りに使える点もポイントです。ヒアルロン酸と植物エキスで、被毛にうるおいを与えてくれます。ハウスダストや花粉のケアにも。

4.家事ラク＆ペットもうれしい「給湯器」と「ファンヒーター」

　人間よりも皮膚がかなり薄く肌が敏感な愛犬のために水質にもこだわりたい飼い主さんには、Rinnaiの「ウルトラファインバブル給湯器」もおすすめ。お肌の乾燥をケアしてうるおいを持続させてくれることで人気ですが、直径1マイクロメートル未満の微細な泡が水中に溶け込み、ペットの皮膚や被毛もすっきりと洗浄します。また、皮膚にうるおいを与えるため、ニオイの原因となる物質の発生を抑える効果も期待できます。

　ウルトラファインバブル給湯器に替えるだけで、浴室やキッチン、洗面所など家中でウルトラファインバブル入りのお湯が使えます。ウルトラファインバブルのお湯は、水垢やピンク汚れ、排水管の汚れなどを洗い流しやすいのも特徴。日々の掃除負担まで軽減されるなんて、飼い主さんにとってもうれしいポイントです。

5秒で温風！シャンプー後はガスファンヒーターで暖かい環境を

　心配事の多い冬場のシャンプー。でも、お風呂上がりに暖かい部屋で過ごせば、きっと愛犬も落ち着いてくれるはず。そこで、おすすめしたいのがRinnaiの「ガスファンヒーター」。

　スイッチを入れてからわずか5秒で温風が発生。ガスならではパワフル温風で、寝起きや帰宅後でもすぐにお部屋が暖まるのが特徴です。また、不完全燃焼やガス漏れを防ぐセーフティ機能も搭載しているので、小さなお子様やペットなど大切な家族を危険から守ります。

　さらに、「プラズマクラスター」技術を搭載している機種も。暖かく快適なだけでなく、ダニ、カビ、花粉など空気中の汚れをしっかり除去し、空間を清潔に保ってくれます。

　機能やお部屋の広さに合わせて選べる豊富なラインナップがあるのでチェックしてみてください。

記事の取材協力先プロフィール

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