筑前ビストロ街道実行委員会 矢野 智也さん
今回のインタビュー

筑前ビストロ街道実行委員会
矢野 智也さん
福岡県朝倉郡筑前町出身。高校卒業後上京し、飲食企業に7年間勤務の後、帰福。26才で、現在の那珂川市にてパスタとピッツァの専門店を開業。
翌年、実家のある筑前町にて2号店開業。その後ECショップや百貨店催事出店、居酒屋やパン屋などを手掛け、現在はモンテ・パラティーノとドッグフードブランドを展開中。
地元の農産物を活かす連携プロジェクト

広々とした田畑と緑豊かな山々に囲まれた、風光明媚な筑前町。町を貫く「朝倉街道」(国道386号線)沿いに点在する飲食店を結び繋げていく 「筑前ビストロ街道」プロジェクトを展開しています。
農業の盛んな筑前町には、幻の柑橘「木酢(きず)」や、良質な大豆、小麦など豊富な農産物が揃っている一方で、人口減少や地域活性化は大きな課題となっています。
2011年から商工会では地域活性化の取り組みとして、特産品の大豆「筑前クロダマル」を使った商品開発や特産小麦を活用した「ちくぜん麦プロジェクト」などを地域の飲食店と協力し、継続的に実施。
そして2018年からは、こうした商品開発で培った協力体制を基に、「農業の町」というイメージに加えて、TシャツやGパンのまま気軽に上質な食事をおしゃれに楽しめる町をめざす新たなステージ「筑前ビストロ街道プロジェクト」をスタートしました。
仲間たちと支える新たな地域力
参加する飲食店は、フレンチ、イタリアン、和食、中華と多彩。加えて、筑前町産の新鮮な食材が買える道の駅や米穀店、肉店、さらに蒸溜所や園芸店といった物販店も加わり、現在は20店舗がこのプロジェクトに参加しています。

通常、競合関係にある飲食店同士が肩を並べて協力するのは容易ではありませんが、長年にわたる商品開発を通じた〝仲間づくり”の基盤があったからこそ、今日の展開につながっています。個店が単独でできることには限りがありますが、集まることで可能性は広がります。「地元を元気にしたい」という同じ思いで集った飲食店の皆さんに、この取り組みが響き、協力が得られています。




評価と期待を力に次のステージへ
このプロジェクトは主に地域外へ発信してきましたが、これまで来店したことのなかった地元の方々も店に訪れるようになり、感謝のお手紙をいただくようになりました。 また町からも、「取り組みは町のイメージ向上につながるので、ぜひ頑張ってほしい」といった声が寄せられています。
一方で、まだまだ力が及ばない点もあり、もっと貢献できることがあるはずだとも感じています。たとえば災害時に飲食店として何ができるのかなど、現在は活動の見直しにも取り組んでいます。
少し足を伸ばすだけで魅力が発見できる町・筑前町。ぜひ、足を運んでもらい、お店で味わったり、農産物を購入したり、歴史を辿ったりと、さまざまな楽しみを通して町を知っていただければと思います。

筑前ガーデンビストロ・スタンプラリー

「筑前ビストロ街道」の参加店を巡って楽しむスタンプラリーを実施し、応募者は人気園芸店「エコマルシェオニヅカ」で開かれる、「筑前ガーデンビストロ」へご招待。花と緑に囲まれた特別な空間でシェフたちの饗宴を堪能できるほか、筑前町の特産品なども当たります。
〈 問い合わせ 〉
筑前町商工会
住/福岡県朝倉郡筑前町久光1045-1
☎/0946-22-3724


