コージェネレーションシステムとは
1つのエネルギーから複数のエネルギーを同時に取り出すシステムが「コージェネレーションシステム」です。
ガスコージェネレーションシステムは、クリーンな都市ガスを燃料とし、発電時に出る廃熱で蒸気や温水を発生させ、生産プロセス・給湯・冷暖房などに利用するしくみです。
高いエネルギー効率
ガスコージェネレーションシステムは、電気を使用する場所で発電する「分散型発電システム」です。
従来システムのような送電ロスもなく、発電と同時に発生する熱を有効利用できるため、高いエネルギー効率が実現できます。
コージェネレーションシステムの種類
ガスコージェネレーションシステムには、ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池の3種類があります。
導入メリット
電力負荷の平準化
分散型発電システムのため需要家にて発電するため、電力のピークカットが行え、節電(負荷平準化)に貢献できます。その結果、電力料金を削減できます。
排熱の有効利用により、CO2の排出量を削減
燃料である都市ガスのクリーン性や廃熱の有効利用により、従来システムに比べてCO2排出量を約1/3削減する効果があります。
電力セキュリティが向上します
災害時に建物への電力供給を維持するためには、電源の多重化が有効です。
電力会社からの電力のほかに、非常発電機、UPS(無停電電源装置)、停電対応型ガスコージェネレーションシステムを導入することで、電源の多重化を図ることができます。
小型ガスコージェネレーションシステム(ジェネライト)
ジェネライトは、必要な場所で発電することで、排熱を有効利用することができます。放熱ロスが少なく高効率なので省エネルギー、省コストに大きく貢献します。
飲食店や福祉施設、温浴施設、スポーツ施設、病院などに適した、5kW〜35kWの容量があり、バリエーション豊富です。